解剖学を学ぶ順序について

解剖学は前提として多くの方が「難しい」「ややこしい」「嫌い」などと言われる分野です。
しかしながら実際運動指導の現場でしっかりと考えてクライアントにメニュー提供していくと

  • なぜか同じように指導してターゲットの筋肉に効く人と効かない人
    が現れたり

  • デッドリフトが広背筋に効く派と効かない派
    が別れたり

  • どのトレーニングがいいかは人による
    みたいなことを言ったり


そんな出来事に多く出会うことがあると思います。
でもよく考えたら、人の体ってほんとに筋肉の付き方や骨の数などそんなに個人差があると思いますか?

確かに人によっては足の種子骨が多かったり、筋肉が癒合して複数が1つになっていたり、逆もまた然りで分裂して数が多かったりと様々なことは報告としてありますが、すくなくとも主要な大きな筋肉や骨が一般の健常者で個人差と言えるほど特異的な体をされている人はほとんどいません。

にもかかわらず効く人と効かない人がいる。

なぜか
これらは僕自身経験した段階なのですべてわかるのですが理由はとてもシンプル。

「解剖学」

を勉強していないからにほかなりません。
このトレーナー業界には信じられないことに「個人差」という言葉で重力が上から下に向かっているという事実さえ捻じ曲げようとする種目をおススメする著名なトレーナーがとても多く存在します。

そういった根拠のないトレーニング指導やストレッチや筋膜リリースを
このサイトで見ることで運動指導の「根拠」を1から学ぶことを目的としています。

何をもってかは定義が難しいですが
「本物のトレーナー」

という言葉を掲げてこのサイトは存在しています。

以下ではこのサイトのおすすめの学ぶ順序をレベル別に紹介します。
サイトにあるすべての記事や動画を掲載しているわけではありませんが、おそらくその順序を知ることでなんとなくどう学べばいいかの「コツ」を掴むことができるのではないかと思います。

 

序章
~筋肉の成り立ち、仕組み~

筋、骨、神経の基礎解剖について~序章~


 

LEVELⅠ
~主要な筋肉の起始停止作用を覚える~

脊柱起立筋の解剖学的解説&トレーニング&リリース


大臀筋の解剖学的解説&トレーニング&リリース


内転筋の解剖学的理解とトレーニング&リリース


前鋸筋の解剖学的解説&トレーニング&リリース


大胸筋の解剖学的解説&トレーニング&リリース


腸腰筋の解剖学的解説&トレーニング&リリース


ハムストリングスの解剖学的解説&トレーニング&リリース


広背筋の解剖学的解説&トレーニング&リリース


三角筋の解剖学的解説&トレーニング&リリース


上腕二頭筋の解剖学的解説&トレーニング&リリース


中殿筋の解剖学的解説&トレーニング&リリース


腹直筋の解剖&トレーニング&リリース


上腕三頭筋の解剖学的解説&トレーニング&リリース


下腿三頭筋の解剖&トレーニング&リリース


大腿四頭筋の解剖&トレーニング&リリース


僧帽筋に関する疼痛改善&解剖学的解説とアプローチ方法


 

まずこれがレベルⅠです。
時々この段階の学びで「僕には難しいのでもっと勉強してから出直してきます!」

というお声をいただくことがあるのですが、これは単純に暗記作業。
難しいとかそういうものではありません。
(暗記ですがめちゃくちゃわかりやすく説明しています)

例えば
鎌倉幕府が何年にできたか
織田信長が亡くなったきっかけはなにか

などこれら覚えるのに難しいとか、もっと基礎から学ぶとか
そういうものが存在しないことは何となく理解いただけるかと思います。

解剖学とは言ってしまえばそれらと何ら変わらないこれ以上「基礎」というものがない分野です。
もちろん実際にはそれを現場でどう生かすか、それを暗記したことでトレーニングフォームはどう変わるのか

など現場では応用編が求められるため歴史の暗記のようには実際は行かないわけですが
それでも「覚える」という点において最初の段階は歴史を覚えることとなんら変わりません。

また理学療法士や柔道整復師、鍼灸師などなど
医療に携わりつつ人の健康に携わり、トレーニングやリリースのようなことを生業としている他の職種は全員が専門学校に入学後、まず最初にこういった基礎的な解剖学を問答無用で全部暗記させられます。

つまり言い換えればつい先日まで高校生だった子たちが、興味も全くないにもかかわらず、解剖学のかの字も知らないにもかかわらず最初に手を出すものがこの「解剖学」なんです。

つまり繰り返しにはなりますがこの解剖学のLEVEL①において「もっと勉強してから来ます」という言葉は本来あり得ないんですね。
運動指導するうえではこれ以上”前”や”基礎”はないのですから。

とはいえ僕自身かつてはこんな解剖学を勉強していない頃からジムでお客さんにマシンやトレーニングの指導をしていました。
お客さんからしたら確かに当時から「トレーナー」でしょう。

でもその指導内容は人の体の構造を理解していない以上何を根拠にその指導をしていたのでしょうか。
自分ではできているつもり、自分の筋肉は実際に成長している、有名なYoutuberさんが紹介していたから・・・

今思えばそんなものは根拠とは言いません。
「感覚」でしか指導していなかった、いわば「根拠」のない指導だったわけです。

そんな悩みを当時の僕のように抱えている同業者はおそらくたくさんいますし、場合によっては当時の僕のようにその問題点にすら気が付いていないかもしれません。

でもあるきっかけで僕自身学ぶことになり、その結果指導レベルが大きく変わり収入も大きく変化しました。
そういった僕自身が経験した学ぶことによる人生の変化を味わってほしく、業界の知識レベルの底上げをかかげこのサイトは存在します。

ぜひまずはここから学んでみてください。

 

LEVELⅡ
~細かい筋肉を覚える~

多裂筋の解剖学的解説とトレーニング&リリース


深層外旋六筋の解剖&トレーニング&リリース


小殿筋の解剖&トレーニング&リリース


腹横筋の解剖&トレーニング&リリース


腰方形筋の解剖&トレーニング&リリース


腹斜筋の解剖&トレーニング&リリース


回外筋の解剖&トレーニング&リリース


円回内筋の解剖&トレーニング&リリース


腕橈骨筋の解剖&トレーニング&リリース


上腕筋の解剖学&トレーニング&リリース


烏口腕筋の解剖&トレーニング&リリース


肩甲挙筋の解剖&トレーニング&リリース


菱形筋の解剖&トレーニング&リリース


大円筋の解剖学&トレーニング&リリース


鎖骨下筋の解剖&トレーニング&リリース


小胸筋の解剖&トレーニング&リリース


縫工筋の解剖&トレーニング&リリース


大腿筋膜張筋の解剖&トレーニング&リリース


ローテーターカフの解剖&トレーニング&リリース


 

ちなみに言うと一般的にトレーナー目線で考えた場合これらの筋肉は「細かい筋肉」と定義されますが、医療従事者からすれば十分これらの筋肉ですら主要中の主要。

知らなくてよく現場で人の体に対して指導できますね、なんてレベルのものです。
しかしながらこの先さらにマニアックな筋(舌骨下筋群とか後頭下筋群etc...)を学ぶのは使わないとは言いませんがいつまでもその暗記作業に時間をとられてしまいあまり効率が良いとは僕は思っていません。

わかりやすく言えばここから先は単純にマニアックに学びたい人は個人で暗記してもらえればいいかなあというもので、現場レベルでまず段階として活躍するには上記のLEVELⅠとLEVELⅡをまず暗記できていれば最低限問題ないと思います。

さてではここから現場でそれらを応用し、トレーニング指導やリリース、疾患に対するアプローチなどに少しずつ入っていきます。

※以前にも説明がありますがここに掲載されている記事はサイト内のすべての記事ではありません。
学ぶ際の手綱となるよう紹介していますのでご理解ください

 

LEVELⅢ
~有名どころの部位やトレーニングについて学ぶ~

骨盤のアセスメント極めるⅠ


骨盤のアセスメント極めるⅡ


トレンデンブルグについて~下肢の連動からあらゆる考察を~


肩甲胸郭関節について


膝関節における解剖学


大腿骨及び股関節における解剖学とは


腰痛への解剖学的理解とトレーニング&リリース


コアエクササイズの実践解説


スクワットの理想フォームおよびエラーの考察とその改善方法


鵞足炎と変形性膝関節症のアプローチ


くびれを作るということにおいて解剖学的解説と実践


サイドレイズのやり方と解説


ベンチプレスの解説と補助の仕方


ヒップスラストの効率が悪い理由と大殿筋解説


アームカールのやり方とその解説


デッドリフトのやり方と解説


レッグレイズで腹筋を鍛えるのは効率が悪い


インナーユニットと胸腰筋膜について


骨盤の前傾に対してどのような考察をするか


外側筋群が緊張している場合の考察と対処法


股関節に関する疼痛改善&解剖学的解説とアプローチ方法


肋骨に関する疼痛改善&解剖学的解説とアプローチ方法


脊柱に関する疼痛改善&解剖学的解説とアプローチ方法


膝関節に関する疼痛改善&解剖学的解説とアプローチ方法


肩関節に関する疼痛改善&解剖学的解説とアプローチ方法


骨盤に関する疼痛改善&解剖学的解説とアプローチ方法


手関節に関する疼痛改善&解剖学的解説とアプローチ方法


肩甲骨に関する疼痛改善&解剖学的解説とアプローチ方法


足関節に関する疼痛改善&解剖学的解説とアプローチ方法


 

以上のようにざっくりとした痛痛理解やその障害の概要を理解及び把握することで、このあたりからジムで「○○が痛い」と相談された際に運動療法で無理なくリスクを限りなく下げた状態で1回のセッションで様々な疼痛を改善することができるようになります。

僕個人で言うと、ヘルニアの重度Ⅲの方や変形性股関節症、変形性膝関節症、ぎっくり腰、寝違え、股関節インピンジメント、肩関節インピンジメントなどなど・・・

数え切れませんがそういった悩みを抱えてジムにいらっしゃいます。
こうした多くの痛みというものはもちろんすべてが改善できるわけではありませんし、一か八かのアプローチで悪化させることなどは絶対にあったはいけません。

しかしながら事実として正しい理解ができ、正しいアプローチをすることができれば現場にてかなり多くの痛みを改善できてしまうのも事実・・・。

そうしたことができるかできないかで
「頭1つ抜けた存在となるのか、それともほかのトレーナーと同じレベルで指導し続けるのか」

 

ここが大きく変わってくると思います。
ではここからとりあえず学ぶ順番としては最後の段階。

よりマニアックな解剖学に入ります。
とはいえ何度も言う通りこの「学ぶ順番」に掲載しているものはすべてではありません。
毎月絶えず更新している記事は年々マニアックかつ知識レベルが専門家向きになっています。

そのため次のレベルもある程度理解し、現場ですぐに引き出しが空き、講師業でセミナーでスラスラ話せるレベルにまずなればあとは超絶マニアックな世界へ入ることになります。(笑)

ただしこれはあくまで骨格筋・骨・関節などの部分が主な「解剖学」です。
その他「脳」や「内臓」や「神経」などメジャーなところだと存在します。

それらもほかのサロン等で合わせて学ぶことでさらに理解は深まります。
ぜひ合わせて学んでみてください。

 

LEVELⅣ
~マニアックな組織別疾患理解&アプローチ~

仙腸関節痛について理解する


仙腸関節痛の評価方法~実技~


MCLとLCLについて理解する


脊柱後弯の獲得~モーターコントロール&筋膜リリース編~


頸椎の解剖学について


頚部不安定症について理解する


表情の皮膚から入力する神経系を活かした姿勢改善


半月板損傷について①


半月板損傷について②


腹直筋の離開について理解と対処法


皮膚から介入する下肢筋群の筋力調整方法


骨盤アセスメントと股関節アライメントの関係


アキレス腱損傷及び断裂について理解する


胸郭出口症候群について理解する


足部アーチ評価方法①


足部アーチ評価方法②


股関節の前捻角について理解する~現場での応用~


前腕の可動性と肩ROMの関係性


ストレッチにより筋肉が伸長され緩むわけではない


膝蓋骨の解剖学


股関節インピンジメントについて


脊柱のゆがみから考えるアライメントの左右差


骨盤と腰椎(脊柱)の解剖学について


内臓器の位置から推測できるヒトの左右差とは


側方移動において重要な関節とは


トーマステストとその改善方法


自律神経の調整および呼吸(コアトレーニング)の概論


足部のアライメントチェックとその考察方法


大転子の位置から考察するアライメント


側部の体幹タイトネスの見つけ方


 

 

1つの例にはなりますがこのように順番を立てて学ぶことがでっきると専門用語などに迷うことも少なくないようも問題なく入ってくるのではないかと思います。

現在2021年の目標として
すべての記事に動画内で話している専門用語一覧を作成予定です。
これが完成するといままで動画内でわからない言葉が出た際には調べるところから始まっていたかもしれないですがその工程が必要なくなります。
めちゃくちゃ便利になるかと思います。

また今後のスケジュールですが
●ACL
●椎間関節性腰痛
●ヘルニア
●スキャプラディスキネシスetc...

多くの疼痛改善を解剖学的視点から考察&改善動画を更新していく予定です。