アセスメント 足部のアライメントチェックとその考察方法 2019.12.01 宮城島大樹 下肢関節の障害と下腿の回旋運動の増減は深く関係している。 閉運動連鎖では下腿内旋運動に伴い踵骨が回内、下腿外旋運動に伴い踵骨が回外する現象が知られている。 しかし、臨床において動作中の下腿の回旋や足部の回内外運動を定量的に測定することは困難なため、静的アライメントからこの現象を予測することも多い。 今回は足部のアライメントチェックの方法とその考察を紹介します
アセスメント 大転子の位置から考察するアライメント 2019.12.01 宮城島大樹 寛骨は仙骨に対し、荷重側において後方回旋、遊脚側において前方回旋し、歩行中はこの骨盤アライメントの左右反転が起こる。 骨盤非対称アライメントの固定化は荷重伝達機能障害を起こし、仙腸関節痛などの原因となる。 しかしながら、骨盤の非対称アライメントに関して簡便な臨床評価法は確立されていない。
アセスメント 側部の体幹タイトネスの見つけ方 2019.12.01 宮城島大樹 脳血管障害をはじめ、臨床では体幹筋へのアプローチ法として端坐位や膝立ちを用いている。先行研究では歩行や階段昇降において、体幹筋、とくに内腹斜筋の活動の重要性が指摘されている。 そこで、内腹斜筋のアプローチとして端坐位や膝立ちでどのように行うか、またその結果何がわかるかを言及する
アセスメント 股関節の内外旋の見つけ方とその改善方法 2019.12.01 宮城島大樹 転倒による骨折の主な原因としては,高齢による姿勢アライメントの変化や筋力低下,平衡感覚等の低下が挙げられており,中でも下肢の筋力低下は転倒の危険性を4.9倍も上昇させることが報告されている。 股関節屈筋である腸腰筋は姿勢アライメントの維持や歩行の改善に働く。
トレーニング 腸腰筋の解剖&トレーニング&リリース 2019.11.11 宮城島大樹 大腰筋は起始は浅部と深部に分けられる。 浅部(浅頭)は第12胸椎と第1~4腰椎の側面およびそれらの間に介在する椎間円板から起こり、深部(深頭)は第1~5腰椎の肋骨突起から起始し、腸骨筋と合流して腸腰筋となり腸骨筋膜に包まれ、腸恥隆起を越えて走り筋裂孔を通って小転子で終わる。
動画 変形性膝関節症について 2019.11.02 宮城島大樹 変形性膝関節症とは、膝の関節にある軟骨が徐々にすり減って骨が露出し、骨同士がぶつかり合うことで、骨が変形してしまう病気です。膝に慢性的な炎症や変形が生じ、痛みや足の変形などの症状が現れます。2008年の厚生労働省の報告によると、本邦における、自覚症状を有する変形性膝関節症の患者数は1,000万人に上るとされており、40歳以上の男性の4割以上、女性の6割以上が変形性膝関節症をきたしているという報告もあります
トレーニング 大胸筋中部の理想の鍛え方 2019.11.02 宮城島大樹 大胸筋は、胸部の筋肉のうち、胸郭外側面にある胸腕筋のうち、鎖骨、胸骨と肋軟骨(第2~第7前面)、腹直筋鞘の3部を起始とし、上外方に集まりながら、上腕骨の大結節稜に停止する。
アセスメント 側方移動における荷重コントロールについて 2019.11.02 宮城島大樹 中殿筋・大腿筋膜張筋など股関節外転筋群は骨盤の支持性向上に関与し,立位・歩行の安定性に大きく関係している。 またNeumannは中殿筋・大腿筋膜張筋など股関節外転筋群は前額面上での姿勢制御に関与すると報告しており , 治療場面において立位での骨盤側方体重移動により中殿筋・大腿筋膜張筋 の評価・治療を行うことがある.
アセスメント 脊柱のアライメントチェック 2019.11.02 宮城島大樹 脊柱は脊髄を保護する機能に加えて,支持性と可動性という相反する機能を併せもった構造体である. 1)脊柱は通常,後頭骨に続き 7 個の椎骨からなる頚椎,12 個の椎骨からなる胸椎,通常 5 個の椎骨からなる腰椎,5 個の椎骨が癒合して一体となった仙椎,および尾椎から構成される.全体として脊柱のアライメントは前額面で直線状,矢状面で頚椎部では前弯,胸椎部で後弯,腰椎部で前弯を呈しており,これら脊柱の弯曲は人類が 2 足歩行への進化の過程で生じたものである.脊柱にはこれら 3 つの弯曲が存在することで,長軸方向に加わる圧力に対する抵抗性が,まっすぐな柱と比較して 10 倍に増すといわれる
リリース 肩の疼痛改善:肩甲上腕リズム徹底改善! 2019.11.02 宮城島大樹 肩関節は上腕骨・肩甲骨・鎖骨の3つの骨性要素と、それに付随する軟部組織によって構成されています。 よく「肩関節複合体」なんていわれますね。 一般の方は肩といえば肩甲上腕関節のことを指すかと思いますが、前述の通り複数の骨が関与しますので、当然ながら関節も複数になります。