腹直筋の理想の鍛え方

腹直筋は腹部前面にある平たく長い筋で、白線の両側を縦走し腹直筋鞘に包まれています。
腹直筋は上は狭く下は広い多腹筋で、恥骨結合と恥骨陵から起始し、第5~7肋軟骨および剣状突起の前面に停止します。



比較的やせていて腹筋が発達している人では明瞭に3~4個の腱が腹部の筋腹を4~5節に分けているのを確認することができます。腹直筋は骨盤の傾斜角をコントロールする筋肉としても知られています。




 



腹直筋がバランスよく発達している人では骨盤は適度な前傾(骨盤が前に傾いている)が保たれているものですが、腹直筋が極度に弱いと骨盤の前傾が強くなりすぎて腰が反ったように見えます。
これを腰椎前湾症といいます。
反対に腹直筋が過度に強すぎると骨盤が後傾するようになり、結果として腰部がまっすぐになります。
これをフラットバックといいます。
勿論、拮抗筋同士の兼ね合いもあるので必ずしも腹直筋が弱いから腰椎前湾症、腹直筋が強いからフラットバックになるというわけではありません。
腹直筋はこのように骨盤の傾斜角に大きく関わりのある筋肉ですが、本来の働きは主に体幹部の屈曲(前屈)をメインとし、側屈、回旋動作にも貢献します。
また、その他にも腹腔臓器を保護し、腹圧の維持と臓器の位置の固定、更に腹圧を増し、排便・分娩・嘔吐・咳などにも働きます。



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