回旋筋腱版の1つである小円筋を触診してみる。

小円筋は肩甲骨外側縁の後面から起始し、上腕骨大結節の下面に停止している肩関節外旋の主力筋になります。

 

大円筋と名前は似ていますが支配神経も作用も異なっており(大円筋は内旋運動)、作用は棘下筋とほとんど同じになります。

 

小円筋は起始から停止に向かって捻れた走行をとるため、停止部における上部筋束は起始では下方に、下部筋束は起始部では上方に位置します。

 

回旋筋腱板は別名「ローテーター・カフ」とも呼ばれており、上腕骨頭を回転させる動き(rotator)を持っています。

 

肩関節は関節窩に対して骨頭が大きいため、骨頭の位置がズレると脱臼したり、肩峰に衝突してしまう恐れがあります。

 

そのため、その場で上手くコロコロと回転できる必要があり、その役目を小円筋を含む回旋筋腱板が担っているわけです。

 

肩関節には強力な靱帯が存在しないために、可動範囲が大きい利点と安定性が低い欠点があり、その欠点を骨頭を囲む筋肉で補っています。

 

小円筋は棘下筋と大円筋の間に位置しており、筋肉の大部分は三角筋後部に覆われているため、直接触れられるのは起始の一部のみです。

 

写真では、3rdポジション(肩関節90度屈曲位)での外旋運動にて、小円筋が収縮するのを起始付近で触知しています。

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